汗をかくことの重要性と健康との関係
- 楠健司
- 2 日前
- 読了時間: 8分
夏のこの時期だからこそ知っておきたい、汗との付き合い方
夏の暑さが本格的になり
毎日ジメジメとした気候が続いていますね。
気温の上昇とともに、私たちの体も自然と
「汗」をかくようになります。
皆さんは汗をしっかりかけていますか?
実は、現代人の中には「汗をかきにくくなっている人」が増えていると言われています。
実際に私が今まで担当したお客様にも汗がかけないと
仰られるお客様は少なくはありませんでした。
汗をかけない体は、体温調節がうまくできず
熱中症や体調不良のリスクが高まる原因にもなります。
汗に関して「汗=不快、汚い」みたいな
イメージをもっている方もいらっしゃると思います。
この時期だからこそ知っておくべき
なぜ汗をかくことが健康にとって重要なのか
汗をかける体になるために必要な生活習慣
夏の時期だからこそ知っておきたい「汗」の正しい知識
これらをご紹介します。
ご自身に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

◎そもそも汗とは?
皆さんも一度は聞いたことがあると思いますが
汗は体内にある汗腺(かんせん)という器官から分泌されています。
主に水分と塩分(ナトリウム)からできており、以下のような働きを持っています。
体温の調節
皮膚の保護・保湿
老廃物の排出(軽いデトックス効果)
人間の身体には約200万〜500万個の汗腺があると言われています。
汗腺から汗を出すことで体を一定の温度に保ち
余分なものを外へ出す機能が働いています。
◎汗をかくことがなぜ健康にいいのか?
【体温調節や熱中症を防ぐ】
私たちの体温はおおよそ36〜37℃に保たれていますが、
夏場や運動時には内部温度が上がります。
このとき、汗をかくことで皮膚表面の水分が蒸発し
“気化熱”によって体温を下げる仕組みが働きます。
この仕組みが機能しないと、身体に熱がこもり
熱中症や脱水症状を引き起こすリスクが高くなります。
適切に汗をかけることで、熱をうまく逃がすことができ
結果的に熱中症になりにくく、暑さに強い身体といえます。
※熱中症に関してはこちらの記事を併せてお読みください
【老廃物の排出】
汗と一緒に体外に排出されるのは、水分だけではありません。
汗には、塩分・アンモニア・乳酸など
代謝によって生まれた老廃物も含まれています。
つまり、汗をかくことは体内の余分なものを
外へ出プチ・デトックスとも言えます。
体の循環が良くることで、女性の悩みでもある
むくみや肌荒れの改善にもつながります。
【自律神経を整える】
汗は、自律神経のうち「交感神経」の働きでコントロールされています。
日常的に汗をかくことで、自律神経がうまく切り替わりやすくなり
ストレス耐性や睡眠の質の向上に効果があります。
特に睡眠の質が下がることで身体には
様々な不調をきたすことになります。
暑い夏場は睡眠の質が下がる方が多いです。
汗をかく習慣をつけて、メンタル面をしっかり安定させましょう。
◎ 汗をかけない身体になっていませんか?
実は、汗をかく力は誰にでも備わっているわけではありません。
運動不足・冷暖房の効きすぎた環境・不規則な生活などによって
汗腺がサボってしまうことがあります。
そうすると
暑いのに汗が出ない
体が熱をうまく逃がせず、ぐったりする
ベタベタした臭い汗ばかり出る
このような状態になり、身体の不調が表れやすくなります。
…

◎汗をかける身体になるために
では、汗をかけるようになるためにどうすればいいのかご紹介します。
実際に汗がかけないお客様にも実践していただいてる内容です。
是非、ご自身の生活に取り入れてみてください。
1.【有酸素運動を習慣的におこなう】
ウォーキング、軽いジョギング、サイクリング、ストレッチなど
呼吸をしながら動く運動を習慣にすることで、汗腺が活発になります。
有酸素運動はどれぐらいしたらいいですか?
とよく聞かれますが、運動習慣のない方は
まずはご自身の身体の負担になりすぎない範囲で実施しましょう。
週に1回、10分でも15分でもまずは続けれる範囲で実施しましょう。
慣れてきた・運動に慣れている方は45分程度を隣に人がいれば
その人と軽く話せるぐらいのペースで実施しすることで
脂肪燃焼効果も上がり、身体の引き締めにもなります。
2.【湯船につかる】
シャワーだけではなく、ぬるめのお湯(38〜40℃)に
10〜15分ほど浸かることで、身体の深部体温が上がり、自然な発汗が促されます。
「半身浴」や「足湯」でも大丈夫です。
特に、夏の冷房で冷えた体には、入浴が発汗トレーニングになります。
注意として入浴後すぐにクーラーや扇風機で身体を冷やさないように
気を付けてください。
これらの行為は汗をかきにくくしてしまいます。
理想は入浴後、汗ができきるまでは水分補給しつつタオルドライをしましょう。
3.【水分とミネラルをこまめに補給】
汗をかくには、水分が体内にしっかりあることが前提です。
夏は特に、こまめに水または麦茶
経口補水液・スポーツドリンクなどを取り入れましょう。
必ずのどが渇く前に飲むようにしてください。
のどが渇いてからでは身体の水分がすでに不足しています。
おおよそ1日あたり1.5〜2Lを目標にしてみましょう。
お茶や水だけでなく、お味噌汁やスープを食事に入れましょう。
お食事からも水分補給をすると、そこまで苦に感じないと思います。
4.【食生活を整える】
代謝を促す栄養素(ビタミンB群、カリウム、鉄分など)を
含んだ食材を意識的に摂ることで、身体の内側から「汗をかける力」が育ちます。
おすすめ食材:
ショウガ、にんにく、ネギ(体を温める)
発酵食品(腸内環境を整える)
タンパク質(代謝に必要)
冷たいものの手べすぎや、飲みすぎ、甘い飲料を摂りすぎると
汗腺の働きが鈍る原因になるので注意しましょう。
また、この時期は夏バテ気味でうどんやそばなどの
簡単に食べれるものばかりをチョイスしがちです。
夏バテの原因にもなりますので
食事が偏らないように、栄養バランスのいい食事を目指しましょう。
※夏バテに関してはこちらの記事を併せてお読みください

◎意外と知らない、汗の質について
皆さんは自分の汗がどんな状態で出ているか気にしたことはありますか
お客様の中でも運動習慣のない方が汗をかくと
「なんか汗がドロドロしたり、ベタベタする」と仰られる方がいます。
そんな方も運動習慣を作ることで
「最近よく汗がかけるし、サラサラしてる」と仰られます。
このように汗にも質があります。
いい汗 | 悪い汗 | |
見た目 | サラサラ・無色透明 | ベタベタ・濁っている |
におい | ほとんど無臭 | 強いにおいがある |
状況 | 適度な運動や気温で出る | 緊張・ストレスで出る |
悪い汗が多い人は、汗腺の機能が弱っているサインです。
運動や入浴で少しずつ汗腺トレーニングをして
まずは汗をかける身体にしていき、質の良い汗を出せるようにしましょう。
汗を出すことが夏バテや、熱中症予防になります。
まとめ
汗をかくことはただの不快な現象ではなく
このような健康維持に欠かせない大切な働きを担っています。
・体温調節
・老廃物の排出
・自律神経の安定
しかし、冷房や運動不足などの影響で汗をかきにくくなっている人が多く
これが熱中症や夏バテの原因になることもあります。
1.軽い運動
2.入浴、半身浴、足湯
3.こまめな水分補給
4.バランスの良い食事
日常的にこれらをを意識することで
汗をかける体は少しずつ作られていきます。
また、質の良い汗をかけるようになると、体調も整いやすくなります。
「汗=不快」ではなく、「汗=健康のバロメーター」。
この夏は、汗と上手に付き合って、暑さに負けない体を目指しましょう。
また、途中でも紹介した
【熱中症】と【夏バテ】についての記事もぜひ参考になさってください。
熱中症についてはこちらから↓↓↓
夏バテについてはこちらから↓↓↓
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ご自身の身体を理想の状態にするためには
そして維持するためには何が必要かを
知っていただければと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました。。
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